ダンボールと製紙業
ダンボールの最大手である3大グループの、王子製紙・レンゴー・日本製紙の3社は、業種別に分類すると、製造業の中のパルプ・紙産業に分類されます。これは原料がやはり紙が中心となるためこのように分類されているのです。
この3大グループの中でも、レンゴーは創業者が井上貞治郎である事は紹介しましたが、その他2社の王子製紙と日本製紙は元を辿れば同じ系列から別れた、三井系の企業として有名です。
戦前は元々製紙業界で独占企業だった王子製紙が、財閥解体により3つに別れる事になり、様々な合併が繰り返される製紙業界の中で、そのうちの2つが最終的に合併した事で旧王子製紙から新王子製紙となり、十條製紙の流れを組む残りの一つが、他社と様々な合併を繰り返し現在の日本製紙となっているのです。
戦後の独占禁止法から判るように旧王子製紙は製紙業界の独占企業であり、その流れを汲む2社は、製紙業界で現在でも断トツのシェアを誇っており、事実上2社で製紙業界のトップを独占しているのが現状です。
ただダンボールに限って言えば、レンゴーがシェアのトップです。創業者の強い意志が現在も続く結果ともいえます。しかし現在その地位も中国製品の普及により、厳しい状況が続いているのが現状です。